凪のあすから 感想

アニメ

レビューはネタバレ有りなので、視聴済みがネタバレを気にしない人だけ見てください。

凪のあすからはPAWorks制作によるオリジナルアニメ作品です。2013年10月から2014年3月にかけて放送されました。

 

〇良かった点

世界観

この作品でまず良かったのは世界観。かつて人は海の中で過ごしていたが、ある時を境に陸に上がるようになり海と陸の二つで人々が生活していると言う世界観になっていて、陸の世界から見た海、海の世界から見た陸って構図の描き方が印象的でした。海の人間であるまなかは陸での生活に憧れていて、陸の人間である美海は海での生活に憧れているのが対照的。

それと第二部の寒冷化が起こった後の退廃的な雰囲気も凄く好きでした。雪×海って組み合わせって他にはあまりないと思います。

 

5年と言う月日の変化

後半の第二部はお舟引きから5年後の話になります。しかし光たちなどの海の人間の多くは冬眠期間を過ごす事になってしまうので、この5年間のズレが第二部の物語におけるキーパーソンとなります。

変わらない事を望んでいたのに自分だけ5年の月日が経ってしまったちさき、憧れの人だった同い年になって急接近していく美海にさゆなど、14話以降は先の展開が気になりすぎて一気見してました。

美海は5年間ずっと光の事を想い続けていたのに、まなかと光の恋心に気付いて二人の関係性を陰に見守りながらそっとフェードアウトしていくのが、切なすぎて見るのが辛かった。

 

△気になった点

第一部はややスローテンポ

第二部はドラマチックな人間関係が描かれる反面、第一部はやや長めの説明パートと言った感じでやや盛り上がりに欠ける印象でした。

ただ第一部は日常パートの描写や人間関係の相関図を理解する為にも必要なパートなので、マイナス要素って程ではなかったです。

 

総評

夏の海を基調としたノスタルジックな背景が素晴らしいのは勿論ですが、5年間と言う月日の変化で変わってしまったもの、変わらなかったもの、時の流れの変化に哀愁を感じてしまう人が見れば間違いなく刺さる作品だと思います。

点数93/100 S評価