2025年に発売された「イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード」をようやくクリアしたので、感想を書いていきます。
家庭用としては12年ぶりの新作なのですが、ファンからすれば「待たせたな」ってレベルじゃねーぞってぐらい待たされた作品でありまして、当初の2018年発売予定から7年も延期された作品になります。
ただ今作は、その度重なる延期を払拭させるぐらいに面白い作品でした。
概要
イナズマイレブンはGOギャラクシーを最後に新作が途絶えていたが、2016年に新プロジェクトが始動。
当初はアレスの天秤として2018年に発売予定だったが開発が難航し、2021年にタイトルが英雄たちのヴィクトリーロードに変更。新しい形でイナズマイレブンの開発が再出発した。そして当初の予定から7年延期され2025年に遂に発売された。
劇的に進化した新生イナズマイレブン
自分はDS時代にイナズマイレブンをプレイしていたので約15年ぶりのプレイになりますが、グラフィック,ゲームプレイなど様々な面で圧倒的に進化してました。

まずはグラフィック。前作は3DSで2世代ハードを跨いでいるので、グラフィックが劇的に進化していましたね。イベントシーンもヌルヌル動くので、まるでアニメを視聴しているような臨場感がありました。

今作の舞台は長崎。路面電車の走る風景や港から見える海など、長崎のノスタルジックな雰囲気がゲーム画面越しに伝わってきました。元々日本の街並みの風景の再限度の高さに定評があるレベルファイブでしたが、今作ではより磨きがかかっていましたと思います。

ゲームシステムはDS時代にはあったタッチ操作が無くなった事で、かなり別物に仕上がっていましたね。選手の移動指示が直観的にできないので、お前そこ行くなよ!ってなる事が少なからずありましたw
まず必殺技は個別のTPではなくテンションゲージをチームで共有して使うので、必殺技を使うタイミングにも戦略性が生まれました。ゴールの攻防戦はHP性になったので、何度かシュートを打たないと得点にならないって方式に。

必殺タクティクスやシュートチェインも続行。特に必殺タクティクスは主人公が選手プレイヤーじゃない事もあってか、重要性がかなり高めでした。一応、化身などのGOシリーズの要素もありましたが、出番は控え目。
2人の視点から描かれるシナリオ

今作は無印から25年後のお話になります。過去作と時系列は明確に繋がっていますが、登場人物等は全て一新されているので、過去作が未プレイでも問題なく楽しめると思います。 (勿論、過去作プレイ済みの方がより楽しめます。)

今作の主人公である「笹波雲明」はとある理由でサッカーから離れています。そんな雲明から再びサッカーに向き合い始める事で物語は大きく動き始めます。

そしてもう一人の主人公である「円堂ハル」は圧倒的なプレイスキルからサッカーモンスターと呼ばれてる一方で、ハル自身は「サッカーってつまらないよね」と感じており、サッカーから一歩身を引いています。
そんな異なる境遇の二人の視点で展開する物語は、「サッカーとの向き合い方」と言うテーマ性を感じせてとても面白かったです!
特に最後のサッカーバトルはリトルギガント戦に並ぶ、名バトルだったと思います。ネタバレなるので詳しくは語れませんが、ゲームをやってて、ここまで高揚感が湧いたのは久しぶりでした。
懐かしの名シーンが鮮やかに蘇るクロニクルモード
メインシナリオと同時収録されているのがクロニクルモード。
イナイレ過去作の試合をダイジェクト形式で追体験できる内容になっていて、過去の名シーンをフル3D,フルボイスで楽しむ事ができます。

音楽もアニメ版と同じ音源が使われており、子供の頃に見ていたアニメの記憶が鮮明に蘇ってきて何だか懐かしい気分になりましたね。
またクロニクルモードで得れた報酬の一部はメインシナリオでも使えるので、同時進行するとメインシナリオでのレベル上げ作業を省略可できるのも地味に嬉しい。

あくまでもクロニクルモードはアニメ版のシナリオがダイジェスト形式で描かれるので、アニメを見た事がない人には不親切なモードになっています。キャラの加入離脱も説明されないままなので、いつの間に居なくなった?ってなる。
気になった点
ここまでは絶賛し続けましたが、細かい欠点は幾つか気になりました。

まずはイナイレの脂とも言えるサッカーバトルが3章終盤までできない事。体感では7,8時間はサッカーができなかったです。ウンメイがサッカーをプレイできない事や、南雲原にはサッカー部がないと言うシナリオの都合上、仕方はないんですが、早くサッカーをしたい人にとってはストレスは大きかったと思います。

後は育成がとにかくめんどくさい。各チャプター最後の試合前は、条件前を満たすとストーリーを進行できるようになるんですが、割と条件がシビアでレベルをかなり上げないと先に勧めない傾向にあります。おかげで次の試合に進む為にオート試合を数時間ダラダラ見てるだけの時間もありました。
特訓パートを作業ゲーにするのではなく、特訓描写をもう少し見せてほしかったなーって気持ちもあります。
それと、クロニクルモード。何で次の試合進めるのに、同じ試合を2回しないと先に勧めない仕様に何故した?
久々にレベルファイブの本気を感じれた

ここ数年のレベルファイブは延期が常態化しており、自分も少なからず不信感を抱いていましたが、その不信感を払拭させるぐらいには素晴らしい作品でした。
ただ細かい粗が気になり、良くも悪くもレベルファイブのゲームを久々にプレイしたなーって気持ちになってしまいました。
もし続編が出るなら世界大会編もプレイしたいけど、今度は一体何年待つ事になるでしょう…?

