
三ノ宮から阪神電車に乗り、ロングシートの座椅子にて揺られる事約30分…今回訪れたのは阪神尼崎駅。三ノ宮より東に行くと、市ではなく沿線がアイデンティティになるように感じるのは自分だけだろうか。

今回は尼崎城下の歴史を巡る散策。尼崎は摂津5万国としてはかなり規模の大きな城下町だったそうだが、都市開発によってお堀もその大半は埋め立てられてしまい、尼崎城下の面影を感じさせる風景はあまり多くない。

まず訪れたのは、尼崎市立歴史博物館。廃校跡を博物館としてリニューアルした施設であり、尼崎の歴史を学ぶ事ができた。そして、この学校があった場所はかつての尼崎城の本丸であり、立派な本丸御殿と天守があったとされる。

道路を挟んだ先にある旧尼崎警察署。戦前の警察署としては唯一現存している歴史的建造物だったが、老朽化により残念ながら取り壊しが決定したらしい。

お次は2019年に再建された尼崎城天守へ。天守自体は当時の姿を再現した物だが、所在地は西三の丸と本丸から少し離れた場所である。

天守からは六甲山系の山々や大阪市街が見渡される。大阪は目と鼻の先であり、如何に尼崎が大阪の防衛線として重要視されていたか伺える。
天守内は歴史展示よりはエンタメ系施設が多く、良くも悪くもテーマパーク的性格の強い施設だったかも。

寺町は最も尼崎城下の面影を感じさせる場所で、町割りも400年以上前からほぼ変わらずその姿を留めている。

その中でもシンボルの三重塔が印象的な本興寺は、法華宗本門流の総本山であり、重要文化財の宝物が奉納されている。

ランチは商店街の一角にある、「にちりん」。店内は昔ながらのレトロな雰囲気で、コーヒーは絶妙なほろ苦さで読書にピッタリな一杯だった。

約一年間臨時休館していた天文科学館がリニューアルオープンしたので、7年ぶりぐらいに訪問。
今回の展示ははじめ展。宇宙を旅するがテーマ。宇宙の広さをダイナミックに感じる事ができる、プラネタリウム上映だった。

天文科学館があるこの場所は子午線135度で有名。
小高い丘から眺める、明石海峡はとても風光明媚な景色である。自分は物心ついた時から明石海峡大橋の風景が日常だったけど、明石海峡大橋が出来る前はまた違った印象の風景だったのだろうか。

人丸はそれと同時に、明石城下の寺町でもある。
柿本神社には詩人である「柿本人麻呂」が祀られている。

亀の水は人丸山から湧き出る水。
播磨を代表する名水らしいので、ペットボトルに入れて持ち帰っても良かったかも。

さて、何度目だろう姫路城訪問。とは言っても、今回は天守内には入らないが。お堀に沿って、姫路城を一周する事にした。
この大手門越しに見上げる天守は姫路城の中でも特に好きな風景。

姫路文学博物館は、播磨地方の文豪や郷土学者を中心に紹介する博物館。和辻哲郎氏は倫理学や小寺巡礼など、名著を多く残した偉人との事なので、積み本をある程度解消できたら読んでいきたい。
隣接している望景帝は約13年かけて建設された実業家である濱本氏の別邸で、館内は無料で見学可能。

北側から眺める姫路城天守。
森林に浮かんで見えなく…もない?

東側からの姫路城は、お堀、石垣、櫓の威圧感を感じさせる。
これを眺めた瞬間、本丸に辿り着くのを諦めてしまいそうである。

